眠れないのです愚痴です。

眠れないのでひさびさに日記を開きました。側からみたら専業主婦ってなんて楽な生活をって感じなんだろうけど、ここにもそれなりに辛さはあるよっていう愚痴です。


夫にイラッとすることがある。しかし私は今専業主婦というやつなので、食わせてもらってる立場で怒る権利は無いのでは?と感じてしまい、なかなかうまいこと怒れない。(といってもまぁ怒りは滲み出てしまうが)それに加え怒ってる理由を説明するのも元々苦手だから、結局黙り込むことになる。それじゃ事態が何にも進展しないし息子も生まれたので教育的にもダメだと思うのだけど、どうにもうまく言葉が出てこない。


専業主婦って自尊心保つのかなり大変だなぁ。毎日の家事育児はやって当たり前で、トイレ掃除や片付けをえんやこらと頑張ってしてもやったことすら気付いてもらえないこともある。これ見よがしに成果を報告するのも虚しい。育児なんて特に達成感がない。終わりが見えない。息子はとっても可愛いし大切だけどじゃあ無償で己を捨ててしゃかりきに24時間365日頑張れるかって言われたらそんなこと出来なくて、辛いものはつらいし、こっちが何時間何日間もかけて地味に積み上げた息子との関係性ややり方をひょいっと現れた夫が実行し成功してる姿を見ると、ああなんだこんな簡単なことも出来ないのかなんて思われてるのかな、私がやってきたこと意味ないじゃんと自嘲気味になったりする。


じゃあ代わりに働くか?と言われたらそんな能力ないことはわかりきってるから何も言えない。自分のやってることが大事だと思えない。自分は無価値なのではないか?と感じる。そんなことないよ、大切だよと言われても何度も自分はいらないのでは?という考えがループする。夫が私を低く見ているのではないことはちゃんと分かってる。そうでなくて私自身が私を低く位置付けているのだ。分かってる。分かってるけどどうしたら日々の行いや自分自信に誇りを持ってやっていけるのか分からない。


イライラして寝れなくても夜中に授乳をしなきゃならない。朝がきたら洗濯物も干さなきゃいけない。疲れたからと早めに寝ても溜まった家事も日々の育児も無くなってはくれない。休めばいいよと言われても今日休んだ分頑張るのは明日の私なのだ。仕事には区切りがあるけれど、生活は延々と続く。それは掛替えのない幸せであると同時に、とても苦しくて残酷な現実でもあるなぁと思う。


思ったまま推敲もせず書いたので文がめちゃくちゃだしオチも何もなくてごめんね。

回転寿司デザート

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秋ですねぇ。スシローのデザート、秋のメルバです。モンブランアイスの冷たさとスイートポテトの暖かさがバランス良く、どちらも楽しめるお得感が嬉しい。特にスイーポテトはポクポクしてて美味しかった。結構甘めだったので、緑茶濃いめにして食べたら、和菓子的な甘さ苦さのハーモニーになって幸せでした。

 

チェーンの回転寿司屋さんに行くと必ずデザートも頼んでしまう。お子様向けのメニューとあなどるなかれ、季節ごとに旬のものを使ったり見た目も可愛かったり意外と侮れないのだ。

 

そしてさすがファミリー向け回転寿司。デザートひとつ取っても種類が多い。なので頼む時はいつも迷う。いい気持ちで食事を締めくくるために、下手なものは頼みたくないのだ。それはもう、真剣に選ぶ。時間をかけて、吟味に吟味を重ね選ぶ。このデザートを選んだときも悩みに悩んだ末、同席の彼氏に相談をした。

 

「うーんチーズケーキ、メルバ、モンブラン…、あとは………フライドポテト…かな。どれがいいと思う?」

 

「えっポテト!!!?フライドの!!?!??」

 

きっと迷い過ぎて少しおかしくなっていたんだと思う。血迷わなくて良かった。

 

想像力がない

昔から想像をするのは好きだった。本を読むのも映画を見るのも好きだし、そこからアナザーストーリーを考えたりもよくする。学生時代には教室が雲の上だと仮定してソロソロフワフワと歩いてみたり、電車に乗ったら車窓から人家の灯りを見てその人々の人生を考えたり。

 

だから自分は多少の想像力があると思っていた。けどそれは間違いだった、私のは想像力ではなく妄想力だったのだ。

 

大人になってから「もっと想像力を働かせて」「相手がどう思うか考えなかったの?」「もっと先を見据えて、計画的に」と言われることが増えた。言われていくうちに、ああ自分には圧倒的に想像力が欠如しているのだなと、やっと気付いた。

 

どうすれば効率的に計画的に動けるのか。相手が望んでいることは何か。どうしたら喜んでもらえるのか。こういったことに関して恐ろしく要領が悪い。気をつけているつもりでも常人からしたら全然出来ていないらしく、迷惑をかけてしまう。考えなければ頑張らなければと思い行動するも、どこかトンチンカンなことをしてしまう。どんどん空回っていって、孤立していく。

 

困ったように諭す相手の顔はもう何度も見た。悲しい。悲しいけれど客観的に見たら悪いのはこちらだ。だって傍若無人に振る舞って迷惑をかけているのだから。だから悲しいなんて思っちゃいけない。けどやり場のない悲しさは溜まってどうしたらよいか分からない。

 

相手のことを考える、空気を読む。それを考えた時、真っ暗な洞窟にいるような感覚になる。単純そうなのにはっきりとした答えがない。考えれば考えるほど迷い、墓穴を掘り、空回って出口が分からなくなる。

 

自然体でいたいけれど、社会で生きていく以上コミュニティから逃れることは出来ないから、この想像力の無さを、知能の低さをなんとかしなくちゃと思う。何より周りにいる人を傷つけたくないし嫌われたくない。今は笑っていてくれてもいつか見放されるんじゃないか、そう思うととても怖い。

 

ありのままとわがままは違う。妄想力よりも想像力が標準装備されて欲しかったなぁ。

セトウツミ

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 時間がちょうどよかったので偶然見たのだけど面白かった!見ることが出来てラッキー!

 

高校二年生の瀬戸(菅田将暉さん)と内海(池松壮亮さん)が河べりでひたすらダベるの映画。ひたすらダベるだけなんだけど、その様子が面白おかしく微笑ましい。そしてときどき真に迫るような会話があったりして、観客をどきりとさせる。

 

2人は正反対のキャラクターだし、仲良しこよしというわけでもない。相手について知らないことも多いみたい。瀬戸も内海も恵まれた環境にいるというわけでもない。それでも別にそれをどうこうしようとしないし、詮索したりしない。まぁいいか、とほっといてくれるその関係性、空気感が優しくてとても和む。話が進むにつれてどんどん「ずっと2人の会話を見ていたいな〜、終わっていくのが寂しいな〜。」って気持ちになった。

 

見終わった後、なんとなく映画の後のセトウツミはどうなるのだろうと考えた。多分機会を設けてまでつるむような仲じゃないから進級とか卒業とかでなんとなく会わなくなるけど、数年が過ぎてからまた偶然出会って、それまでのブランクなんか無かったようにまたダベったりするのかな。そうだったら楽しい。数年後のセトウツミも見てみたい。(原作の漫画は見ていないため好き勝手考えてるよ、ごめんね。)

 

そして主演の役者さんの魅力が凄かった。クールなメガネの内海とお調子者ツンツン頭の瀬戸は池松さんと菅田さんにぴったりで、大阪弁でのやりとりも実に軽妙。顔芸も絶妙で思わず声を出して笑ってしまう。俳優さんのファンになっちゃうなこれは…。

 

個人的には内海が可愛くて可愛くてねぇ…。メガネ学ラン姿もっさりした髪型に裾から覗く白ソックスが光るビジュアルの破壊力はさることながら、塾が始まる前の暇つぶしと称しておきながら夏休みも瀬戸と会ってるし、瀬戸の誕生日にはサプライズを計画するし(失敗するのもまた可愛い)ひねくれインテリの愛らしさよ。ありがとうございます。

 

 こういう穏やかだけど面白い映画って背景もじっくり映るからロケ地巡りしたくなる。2人が座ってる河べり行ってぼーっとしたいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

とっておきの一口

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食べかけでごめんね。リンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽんミドルサイズです。野菜たっぷりちゃんぽんは女性だとミドルサイズがちょうどいいと思うよ。お野菜モリモリ食べられるし、おすすめだよ。

 

ラーメンのチャーシューやショートケーキのイチゴなど、楽しみは最後にはとっておくタイプだ。具沢山な食べ物を食べるときは具材に順位を付けて、優先順位の低いものから食べていく。最後の一口が最高のものになるように調整しながら食べる。最後の一口に最も満足度が高いものを持ってくることで、ハイテンションのまま気持ち良く食事を終えることが出来る。名付けて「とっておきの一口戦法」である。

 

リンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽんもそれに然りなんだけど、いかんせん具材たっぷりだからそれぞれに順位を付けて具材をより分けて…ってしてると食べるのに時間がかかる。あと先に食べ終わった同席者が私のお皿を見て「…お肉ときくらげ、優先順位高いの?」って当てられたりするとなんかすごい恥ずかしい。

 

「とっておきの一口戦法」は満足度高く食事を終えることが出来きて大変おすすめだけど、時間がかかるのと思考ただ漏れ感が恥ずかしい。それだけは覚悟してほしい。

美味しい理由付け

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モンブランです。美味しいと評判のお店に買いに行ったら、実は同じものがAmazonでも買えるらしい。ケーキが?!!Amazonで!!??色々凄い。

 

小さい頃、「好きなケーキは?」って聞かれたら「モンブラン」って答えていた。理由は「秋生まれだから。」秋生まれの子供が秋っぽいケーキ好きって言えば、なんか周りの人も納得してくれるんじゃない??って思ってた。「色々聞かれるの面倒くさいから、自分から好きな理由言っておけばその先は聞かれないじゃん!会話終了!やったね!!」って思ってた気がする。なんて可愛くない子供だ。そしてなんでその理由なのか。よく分からないけど妙に説得力はある理由であるような…。いや、やっぱり訳分かんないぞ。

 

「理由付け」して好きになったものって、子供だけじゃなく大人もあるんだろうな。憧れとか周囲に合わせるとか、何かしら必要性があってそれを好きになるための理由を考えて、好き好きって言ってるうちに本当に好きになっちゃった、みたいな。

 

昔テレビか何かで「何故大人になるとブラックコーヒーが飲めるようになるのか?」っていうのをやってて、そのときの答えでは「大人になったからと言って味が美味しく感じるようになる訳ではない。成長していくうちにコーヒーを飲んだ時の経験や雰囲気を知り、それが良いものだった場合、だんだんとコーヒーも美味しいと思うようになる。」って言ってた。まじかって思った。人の思い込みは味覚をも変えるのか。

 

確かに私はビールを普段全然飲まない(というか飲めない)のに、ビール工場見学に行った時、コースの最後で振る舞われたビールは美味しく飲めた。モンブランも好きって言ってたから食べる機会が多くなって思い出が多い大切なケーキになったし、気付けば味も美味しいと感じるようになってた。

 

まぁ真意は分からないけれど、本当だったら面白いなーって思うから思考に味覚に勝つ説ちょっと信じてる。

 

 

 

 

 

 

もらとりあむタマ子

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見ましたので、感想です。

 

大学卒業後、就職も進学もせず実家に帰省中のタマ子の一年を描いた作品。何か大きな事件が起こるわけでもなく淡々と過ぎていく毎日。変わらない田舎の風景と、続いていく日常の中でゆっくり変わっていく周りの人やタマ子自身。作品の空気感や登場人物のやりとりが緩いのに緊張感もあって、暖かいような切ないような、不思議な居心地の良さを感じた映画でした。見入っちゃった。

 

タマ子に自分を重ねて見てしまう部分もあった。口だけで何もしないところとか、自分には可能性があるとなぜか感じているところとか。あとタマ子は父親が自分を許すような行為したら拒否したのに、最後「出て行け。」と言われたら時にはあっさりそれを呑んだ。これ、分かるなぁと思った。うまく言えないんだけど、凄い分かる。モラトリアムの甘えかもしれない。楽したいし甘えたい、優しくしてほしい。でも仕方なく優しくしてくれるくらいなら、きっぱりと冷たくして欲しい。愛情は欲しいけど同情はいらない。タマ子も、そんな風な気持ちだったんじゃないかな。

 

あと、タマ子の地元の田舎描写が良くてロケ地巡りしたくなった。時々物凄く綺麗に田舎を映している作品あるけど、ちょっと興醒めしちゃうので、これくらい生々しく写してくれた方がいい。(これでもまだ綺麗なほうかもしれないけど。)

 

そしてとにかくタマ子役の前田あっちゃんが可愛い。タマ子は仏頂面だったり、だらしない姿が多いんだけど、それが可愛い。以前この作品を見た友達が「前田あっちゃんは可愛くない役をやらせたら本当に可愛い」と言っていたけど、まさに!と思った。

 

何にもしたくない時とかに、また見ようと思います。