美味しい理由付け

f:id:po0on:20160719215706j:image

 

モンブランです。美味しいと評判のお店に買いに行ったら、実は同じものがAmazonでも買えるらしい。ケーキが?!!Amazonで!!??色々凄い。

 

小さい頃、「好きなケーキは?」って聞かれたら「モンブラン」って答えていた。理由は「秋生まれだから。」秋生まれの子供が秋っぽいケーキ好きって言えば、なんか周りの人も納得してくれるんじゃない??って思ってた。「色々聞かれるの面倒くさいから、自分から好きな理由言っておけばその先は聞かれないじゃん!会話終了!やったね!!」って思ってた気がする。なんて可愛くない子供だ。そしてなんでその理由なのか。よく分からないけど妙に説得力はある理由であるような…。いや、やっぱり訳分かんないぞ。

 

「理由付け」して好きになったものって、子供だけじゃなく大人もあるんだろうな。憧れとか周囲に合わせるとか、何かしら必要性があってそれを好きになるための理由を考えて、好き好きって言ってるうちに本当に好きになっちゃった、みたいな。

 

昔テレビか何かで「何故大人になるとブラックコーヒーが飲めるようになるのか?」っていうのをやってて、そのときの答えでは「大人になったからと言って味が美味しく感じるようになる訳ではない。成長していくうちにコーヒーを飲んだ時の経験や雰囲気を知り、それが良いものだった場合、だんだんとコーヒーも美味しいと思うようになる。」って言ってた。まじかって思った。人の思い込みは味覚をも変えるのか。

 

確かに私はビールを普段全然飲まない(というか飲めない)のに、ビール工場見学に行った時、コースの最後で振る舞われたビールは美味しく飲めた。モンブランも好きって言ってたから食べる機会が多くなって思い出が多い大切なケーキになったし、気付けば味も美味しいと感じるようになってた。

 

まぁ真意は分からないけれど、本当だったら面白いなーって思うから思考に味覚に勝つ説ちょっと信じてる。